1F
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主な見どころ
外部
- 重厚感のある外装仕上げ材
- コンクリート素材を活かした外装仕上げ材
- 軽やかな印象の外装仕上げ材
- 意匠性と室内環境に配慮した方立(ほうだて)
- 温かみのある木質系の軒天(のきてん)ルーバー
- 建物内外を彩る植栽プランター
- 環境問題に配慮した舗装材
- 時代のニーズを踏まえたプレキャストコンクリート製庇(ひさし)
- コンクリート材料
建物正面低層部の外装材は、重厚感をもたせるために、リン酸処理を施した鋼製パネル(株式会社九州洋行の製作金物)を採用しました。アクセントにステンレス製の見切材を設けており、この見切材の設置間隔は、弊社の基盤である鉄道事業を表現するために、在来線レール軌間寸法である1,067mmの設定になっています。
建物側面低層部の外装材は、主要構造である鉄筋コンクリートの素材を活かした重厚感のある仕上がりとするために、株式会社パーフェクト・ウォッシュのPCP工法を採用しました。硬化したコンクリートの表面を削り出し、模様や風合い・質感を出す工法で、仕上げにはコーティングによる保護を施し、美観を維持しています。
建物上層部の外装材は、軽やかな仕上りとするために、スズカファイン株式会社のアクリルシリコン樹脂塗料ビーズウォールSiを採用しました。ビーズウォールSiの特徴は、ハスの葉と同様のロータス効果を再現した超撥水性塗膜であり、汚れの目立ちやすい白色系の色調でも美観を維持することが期待できます。
建物正面に設けた9本の鉄筋コンクリート造方立は、意匠的な狙いとして、建物全体にシャープな印象をもたせるとともに、南・西面から入射する日射を遮る効果を期待しています。方立設置間隔は、弊社の基盤である鉄道事業を表現するために、新幹線レール軌間寸法である1,435mmの設定になっています。
建物正面の軒裏に設けた天井ルーバーには、無機質な印象になりがちな鉄筋コンクリート造建物に柔和な印象を加える木質系材料を採用しました。素材は地産地消に配慮した九州産の杉無垢材とし、木材の短所である割れ・腐れを抑制した保存処理木材である九州木材工業株式会社のエコアコールウッドを使用しています。
建物正面の方立間には、地域植生となる植栽緑化プランターを設けました。屋外側からは周辺環境や景観への配慮、屋内側からは自社社員へ緑豊かな執務環境を提供することを目的としています。直上の落下防止手摺にはライン照明を設置し、屋内外ともにライトアップされた緑が浮かび上がる夕景を楽しむこともできます。
建物正面は南西の方角に面しており、室内への太陽光と熱の侵入を抑制する必要がありました。対策として、本建物では窓の外にブラインドを設ける形式とし、オスモ&エーデル株式会社のヴァレーマを採用しました。自動運転システムも構築し、時間帯によって変化する日射角度に合わせ、太陽光と熱を効果的に抑制します。
舗装材の一部に株式会社リクシルのレビアを採用しました。レビアは再資源化が困難な廃プラスチックと、建物などで使われていた廃木材を組合わせた素材であり、製造過程におけるCO2排出量削減に貢献する環境配慮型建材です。今後法整備が予定されている建設段階のCO2削減施策に寄与する材料として取り入れました。
アプローチの庇には、工場で製造されたプレキャストコンクリート製品を採用しました。現場施工による環境負荷低減や人手不足への対応といった観点から、プレキャストコンクリートの需要は増加傾向です。現場打ちコンクリートでは再現が困難な精度や美観も含め、これからの時代のニーズに対応する工法として取り入れました。
エントランスホールには、九鉄工業の主要事業部門である『線路』『土木』『建築』の3事業部門を表現する材料を取り入れています。
『線路』:建物正面側カーテンウォールの受け材に実物の新幹線・在来線軌道レールを採用 ※刻印あり
『土木』:天井面に高架橋をイメージしたプレキャストプレストレストコンクリート床版(しょうばん)を採用
『建築』:伝統的な建築技法である石積み・漆喰塗りを採用
2階のホールには大型のFIX窓を設け、1階エントランスホールの大空間を見下ろすことができます。九鉄工業の主要事業部門を象徴する空間を、1階床レベルとは異なった角度から鑑賞できます。
建物内へ使用する壁紙の一部に、株式会社サンゲツのメグリウォールを採用しました。メグリウォールは、樹脂・籾殻・ヒノキといった素材の廃材を再利用した製品であり、製造過程におけるCO2排出量削減に貢献する環境配慮型建材です。今後法整備が予定されている建設段階のCO2削減施策に寄与する材料として取り入れました。
壁天井に設けた木質系パネルは、不燃材料の下地に天然木突板(つきいた)を貼り付けた仕様となっており、表面仕上げは日本古来の伝統技法で板目を活かす加工技術である浮造り(うづくり)加工を施しています。突板を柔らかいブラシで削り、木目の凸凹を浮かび上がらせることで、木目の手触りや陰影の強調により表情豊かな仕上りになっています。
各階エレベーターホールの壁面は、九鉄工業が事業を展開する九州各県を表現するために、素材として地域ごとに特徴の異なる“銘石”を採用しました。
階毎に異なる表情・雰囲気で、変化に富んだ印象に仕上がっています。
各階エレベーターホールの壁面は、九鉄工業が事業を展開する九州各県を表現するために、素材として地域ごとに特徴の異なる“銘石”を採用しました。
階毎に異なる表情・雰囲気で、変化に富んだ印象に仕上がっています。
各階エレベーターホールの壁面は、九鉄工業が事業を展開する九州各県を表現するために、素材として地域ごとに特徴の異なる“銘石”を採用しました。
階毎に異なる表情・雰囲気で、変化に富んだ印象に仕上がっています。
各階エレベーターホールの壁面は、九鉄工業が事業を展開する九州各県を表現するために、素材として地域ごとに特徴の異なる“銘石”を採用しました。
階毎に異なる表情・雰囲気で、変化に富んだ印象に仕上がっています。
各階エレベーターホールの壁面は、九鉄工業が事業を展開する九州各県を表現するために、素材として地域ごとに特徴の異なる“銘石”を採用しました。
階毎に異なる表情・雰囲気で、変化に富んだ印象に仕上がっています。
各階エレベーターホールの壁面は、九鉄工業が事業を展開する九州各県を表現するために、素材として地域ごとに特徴の異なる“銘石”を採用しました。
階毎に異なる表情・雰囲気で、変化に富んだ印象に仕上がっています。
各階エレベーターホールの壁面は、九鉄工業が事業を展開する九州各県を表現するために、素材として地域ごとに特徴の異なる“銘石”を採用しました。
階毎に異なる表情・雰囲気で、変化に富んだ印象に仕上がっています。
各階エレベーターホールの壁面は、九鉄工業が事業を展開する九州各県を表現するために、素材として地域ごとに特徴の異なる“銘石”を採用しました。
階毎に異なる表情・雰囲気で、変化に富んだ印象に仕上がっています。
1階屋内階段の各部仕上げには、ベルギーのメーカーBEAL社が開発した左官塗材モールテックスを採用しています。バリエーション豊富な調色が可能な材料であり、塗りムラなどのデザイン性がある仕上りは、左官工の技術が強く反映される仕様になっています。また、本建物では壁面にアクセント目地を設け、陰影に富んだ空間に仕上がっています。
レセプションルーム含め、各所に設けた折上げ天井には、オーストラリアで生まれ自然で豊かな風合いが特徴である塗料ポーターズペイントを採用しています。深みのある色合いや質感のある仕上がりで、上質な空間を演出しています。
重役の方などをお招きするレセプションルームの内装は重厚感のある設えとし、什器も室内空間を引きたてる質のよい製品を採用しています。
テーブル天板:BEAL社 モールテックス(現場塗装)
チェア:interiors社 SLED
2~8階の屋内階段は、中央に吹抜け空間を設けた回り階段形式になっています。総高さ(2階床から8階床)は22.8mで、最下階から見上げた吹抜け空間は圧巻です。階段上裏(あげうら)面は、コンクリート素地に下地補修を施し塗装した仕様であり、その仕上り精度は型枠工、左官工、塗装工の技術が結集した作品と言えます。
会議体や研修、プレゼンテーションなど様々な用途を想定した空間が多目的ルームです。多目的ルームには高輝度プロジェクターと大型スクリーンを設けており、社内外におけるオンライン会議やプレゼンテーション、現場と本社をつなぐ遠隔臨場などを大画面で行うことができ、コミュニケーションの活性化に期待しています。
コミュニケーションスペースに株式会社ニッシンイクスの複合北海道産ナラ150幅UV塗装フローリングを採用しました。国産銘木の美しい木目が特徴であることに加え、ニッシンイクスが推進する製品を作るために使用した原木の量に見合う苗木を植樹するエシカルインテリア「ikumori」プロジェクト製品として、SDGs15「陸の豊かさ」に貢献します。
建物内へ使用するタイルカーペットの大半に、株式会社サンゲツのダブルエコを採用しました。ダブルエコはカーペットや漁網の廃材を再利用した製品であり、製造過程におけるCO2排出量削減に貢献する環境配慮型建材です。今後法整備が予定されている建設段階のCO2削減施策に寄与する材料として取り入れました。
コミュニケーションスペースと連続した庭園空間となっています。内部からの鑑賞に加え、直接出入りもでき、気持ちの良い空間になっています。
建物中央スパンに屋内階段・エレベーターの主要動線を設け、この動線上に共創スペースという名称で社員が集まる空間を設けました。共創スペースは、左右の執務スペース間における横動線に加え、階段・エレベーターの縦動線をつなぐ役割を担っています。また、吹抜け空間となる屋内階段は、縦に分断された各部門をつなぐ役割を担い、日常的なコミュニケーションの活性化に期待しています。
構造体コンクリートには、梅谷グループの特許製品であるSCC-Sコンクリート(JIS規格品)を採用しました。特殊な混和剤とフライアッシュを配合した仕様となっており、分離抵抗性および充填性が高いことが最大の特徴です。また、品質面では当社試験結果より、一般のコンクリートと比較し、ひび割れが発生する要因となる収縮量が小さく、強度発現にも優れた材料となっています。なお、再生材であるフライアッシュを配合することで、製造時のCO2削減にも寄与しており、環境配慮建材として取り扱うことができます。
本建物は、快適な室内環境を維持しながら消費する一次エネルギーの削減に加え、再生可能エネルギーを導入する事により、基準一次エネルギー消費量削減率57%を達成したことで、『ZEB Ready』の認証を取得しています。当社は、今後も脱炭素社会の実現に向け、エネルギー消費量削減に向けた取り組みを推進していきます。
7-8階の中心部をつなぐ吹抜け空間は、フロア内に明るく開放的で広々とした印象をもたらします。また、屋内階段と相まって、会議室スペース(7階)とコミュニケーションスペース(8階)の相互利用を促す効果を期待しています。
きれいめで明るい木目調をベースとし、植栽と相まって明るくやわらかな印象の空間を演出しています。
食事・簡易な打合せ・小休憩など、カフェスペースのように人が集まるにぎやかな空間です。
きれいめで明るい木目調とグレー・ベージュをベースとし、植栽と相まって落ち着いた空間を演出しています。
コワーキングスペースとリラックススペース、静かでゆったりとした時間が流れる空間です。